この記事では、高齢者の自転車は何歳まで?について書いています。
ちょっとした買い物やお出かけに便利な自転車ですが、高齢者による自転車事故のニュースを目にする機会も多いですよね。
私は通勤中に、ママチャリに乗った高齢者が車道をフラつきながら走行している姿をよく見かけます…
そして、高齢の家族が自転車に乗っているので心配になり「転ばないための注意点」や「対策グッズ」を調べてみました。
今回は、高齢者の自転車は何歳まで?をテーマに様々なことをご紹介します。
最後には「自転車の代用として使えるもの」をまとめたので、ぜひ最後までじっくりご覧ください!
高齢者の自転車は何歳まで?
それでは早速、高齢者の自転車は何歳までなのか紹介していきます。
結論を先にお伝えすると、
高齢者が何歳まで自転車に乗っていいのかは「明確な決まりが無く“自己判断”」になります。
本人に話を聞いたところ、自転車に乗ることをやめた理由は3つありました。
- よくフラつくようになった
- ブレーキが遅れることが増えた
- 視力が衰えてきた
事故を起こす危険を感じ「自己判断」により自転車に乗ることをやめたそうです。
高齢になると、自分が思っているよりも「体力や判断能力の低下」が顕著に現れます。
何歳まで自転車に乗っていいのか法律で決まりはありませんが、自身が体力や判断能力の低下を感じたらやめるべきではないでしょうか。
当サイトがクラウドワークスを使用して行った「自転車は何歳でやめた?」アンケートでは以下のような結果になりました!
一番多いのは70~75歳でしたよ!
安全に自転車に乗るためにも、ぜひご家族や周りの方の意見にも耳を傾けてみてくださいね。
高齢者が自転車に乗るときの注意点
買物やお出掛けに快適で便利な自転車、せっかくなら安心安全に乗りたいですよね!
ここからは、高齢者が自転車に乗るときに「注意すべき点」をご紹介します。
高齢者が自転車で転ばず安全に乗るためには自分に合った自転車を選ぶことが大切です。
電動自転車や三輪自転車など「乗りやすい自転車」を選ぶことはもちろん「サドルの高さ」や「乗り降りのしやすさ」も選ぶ際のポイントですよ。
サドルの高さ目安としては、ママチャリに座って「つま先・足裏前半分が地面に着く」のが適正です。
自転車で転ばないためにも、ぜひ選ぶ際のポイントをチェックしてみて下さいね!
買い物の際に重宝する自転車ですが、荷物の載せすぎは「フラつき」や「転倒」に繋がり大変危険です。
荷物を自転車に載せる際は、フラつき防止のため「前かご」に入れるのがおすすめですよ。
通常、自転車は「軽車両」となり車道通行が原則です。
ただし、70歳以上の高齢者は例外として「歩道」を通行することができます。
参考元:神奈川県座間警察署HP「自転車に乗るときのルールとマナー」
車との接触事故を防ぐためにも、70歳以上の方は歩道を「徐行」してくださいね。
見落としがちな注意点として「自転車保険に加入する」ことが挙げられます。
自転車での転倒や事故は、若い方に比べて高齢者の場合大きな怪我となる可能性があります。
また、近年は高齢者の自転車と接触して歩行者が亡くなるケースも増加傾向にあります。
保険未加入で自分が加害者になった場合、高額な損害賠償を「全額自己負担」しなければなりません。
■無灯火運転により歩行者と衝突・被害者に後遺障害が残ったケース
→9,521万円の賠償金が発生
■交差点進行により歩行者と衝突・被害者が死亡したケース
→6,779万円の賠償金が発生
高齢者の場合、仕事を引退されている方も多いので高額な賠償を家族に背負わせることにもなりかねないですよね…
自転車保険に加入しておけば最小限の賠償で済ますことが可能です。
とくに自転車に乗る頻度の高い高齢者の方は、ぜひ自転車保険への加入を検討してみてくださいね!
高齢者が安全に自転車に乗るための対策
次に、高齢者が自転車で転ばないための対策グッズをご紹介します。
シニア向けに作られた電動アシスト自転車は、後輪が2つあり安定感が抜群。
フランスベッド、マットレス技術を活かした電動アシスト三輪自転車。シニア向けにふらつき軽減 https://t.co/YUbuUtjNpP pic.twitter.com/nHSbixdunJ
— 家電 Watch (@kaden_watch) November 4, 2020
そのうえ電動モーター付きなので、足腰の弱い高齢者でも軽い力で漕ぐことが可能です。
電動アシスト自転車なら移動が楽なので、隣町のお店で買い物を楽しむこともできますよね。
自治体によっては、シニア向け自転車を購入時に補助金が出る地域もあるので、ぜひご自分の地域を調べてみて下さいね。
電動アシスト自転車は安全性が高く楽に漕げる自転車をお探しの方には最適な1台と言えます。
シニア向け三輪自転車は、高齢者でも乗り降りしやすくフラつきにくい低重心設計されたタイプがおすすめです。
おすすめの四輪自転車「クークル」!三輪自転車は、バランス感覚が難しく、すぐに乗れる方が少ないですが、クークルは、シニア向けの倒れない自立する自転車なので、バランス感覚に不安がある方にも安心です!お電話を頂ければ、試乗車をご用意出来ますので、ご連絡をお待ちしております! pic.twitter.com/Eaz3KkPQ6n
— 名古屋市西区カトーサイクル/自転車 (@nishikukatosai) November 12, 2020
足の上がりにくい高齢者でも、またぎやすいようにフレームが低く設計されており、乗り降りする際の転倒を回避する事ができますよ。
また、サドルも低めなのでフラつきにくく、万が一の際もしっかりと踏ん張ることが可能です。
シニア向け三輪車なら、身長が低めの方も安心して使用できますよね。
シニア向け三輪車はまたぎやすく安定感のある自転車が欲しいならぜひ購入を検討してみてくださいね。
補助輪は小さな車輪が左右についており、安定感を高め高齢者の自転車走行をサポートしてくれます。
また、現在お使いの自転車に取り付けて使用する事が可能なので、コスパに優れています。
補助輪なら、シニア向け自転車よりも値段が手頃なので、高齢の家族へのプレゼントにもぴったりですよね。
補助輪は手頃な価格で自転車の安定感を高めたい方はチェックしてみて下さいね。
万が一の転倒に備えて、高齢者の方が自転車に乗る際は必ずヘルメットをかぶりましょう。
また、重たいヘルメットはフラつく原因になるので軽量タイプのものを選ぶと安心ですよ。
転倒防止ヘルメットは自分の命を守るためにも必ず使用するべきです。
高齢者が自転車の代用として使えるものは?
ここまでは、高齢者が何歳まで自転車に乗っていいのかは“自己判断”とお伝えしました。
では、自転車を自己判断でやめた高齢者が自転車の代用として何が使えるのか、詳しくご紹介していきます。
シルバーカーは電動4輪車で、時速6㎞までしか出せないため「歩行者」として扱われ、免許不要で乗ることができます。
また、停車中はロック機能が働くため、乗り降りの際も安全性に優れています。
シルバーカーなら、異なる場所で用事を済ませたい時にも、自転車の代用として簡単に移動ができて便利ですよね。
ただし、バッテリー切れにならぬよう使用前に「充電量」をしっかりと確認してくださいね!
シルバーカーは異なる場所へ簡単に移動したい、荷物を載せても安定感のあるものをお探しの方には欠かせない乗り物です。
電動車いすは手元にあるレバーを使って操作することが可能で、シルバーカーと同じく免許不要で歩行者として扱われます。
レバーを動かすだけで簡単に走行や旋回ができ、小回りが利くので狭い場所でもスムーズに移動ができますよ。
電動車いすは簡単に操作ができ、屋内外での行動範囲を広げたい方には優れものです。
自治体によって異なりますが、高齢者向けに条件付きでタクシーの料金補助券や初乗り無料券を配布している地域があります。
条件に該当している方にとっては、手軽に好きな場所への移動が可能なので、とても便利で自転車の代用として重宝しますよ。
安く移動ができた分、夕飯のおかずを1つ増やすこともできますよね。
タクシーは手軽に好きな場所へ移動したい・重たい荷物を持ち帰りたい方には大変便利なサービスです。
こちらも条件やサービスは地域によって異なりますが、高齢者が市営バスに特別価格で乗車できる「シルバーパス」があります。
バス停がお近くにある方にとっては、格安で安全に移動ができて行動範囲も広がるので、街なかで映画やショッピングも楽しめますよね。
市営バスは街なかで買い物やお出かけを思い切り楽しみたい方には自転車の代用としてぴったりです。