この記事では、マウンテンバイクの街乗りは疲れる?について書いています。
マウンテンバイクは凸凹道など路面の荒れた未舗装路でも難なく走れる走破性の高さが人気のスポーツ自転車です。
太めのタイヤでパンクに強く悪路でも気にすることなく走れるので、通勤通学やお出掛けでマウンテンバイクに乗る方も多いですよね。
しかし、マウンテンバイクの街乗りは疲れるという声もあります。
そこで今回は、マウンテンバイクの街乗りが疲れると言われる理由を詳しく解説します。
他にも、マウンテンバイクの欠点やメリット・どんな人におすすめなのかをまとめたので、ぜひ最後までじっくりとご覧ください!
マウンテンバイクの街乗りは疲れる?
この記事では、マウンテンバイクの街乗りは疲れるのかについて書いています。
結論を先にお伝えすると、
マウンテンバイクならではの特徴が疲れを引き起こす場合があるので対策をしましょう。
ここからは、具体的にどのような特徴が疲れを引き起こしているのかご紹介していきます。
それでは早速1つずつ詳しく見ていきましょう!
マウンテンバイクのハンドルは横に広くフラットな形が特徴です。
横に広くフラットなハンドルはバランスが取りやすいというメリットがありますが、手を両サイドに広げる動作が疲れに繋がります。
肩まわりが硬い方にとっては、手を両サイドに広げる動作が続くと辛くて負担になりますよね。
車種 | ハンドルの特徴 | 長さ |
---|---|---|
マウンテンバイク | 横に広くフラット | 580~700mm前後 |
ロードバイク | 下に垂れるドロップ型 | 440mm前後 |
クロスバイク | 横にフラット | 450~500mm前後 |
また、マウンテンバイクのフラットなハンドルは乗車姿勢がまっすぐになるので、荷重が分散されずお尻全体に負担がかかります。
対策としては、乗車前後に肩回りのストレッチをする・ハンドルを50cm台のものにカスタマイズすることで疲れを軽減できますよ。
マウンテンバイク特有の太くて凸凹したブロックタイヤは、砂利道や泥道などの未舗装路でも難なく乗り越えられます。
しかし、舗装路ではタイヤが凸凹しているがゆえ転がりにくく、ペダルを漕ぐ回数と力が必要になるため疲れてしまいます。
街なかでしかマウンテンバイクに乗らない方や長距離、坂道をよく走る方はスリックタイヤへの交換がおすすめです。
マウンテンバイクに標準装備されているサスペンションは、路面からの衝撃を吸収する働きがあります。
しかし、前後に取り付けられたサスペンションが2kg程あり重たいため、長距離や坂道を走ると疲れる原因になります。
街乗り用のマウンテンバイクをこれから購入される方は、疲れ対策として前輪にのみサスペンションが装備されたハードテイルを検討してみて下さいね。
マウンテンバイク街乗りの欠点は?
マウンテンバイクは濡れた路面や段差の多い街なかでも安定感が抜群で快適に走行できる自転車です。
その一方で欠点が5つ存在します。
- スピードが出にくい
- 車体が重い
- 装備が街乗り向きではない
- 駐輪できない場合がある
- 歩道を走行できない車種が多い
ここからは、マウンテンバイクを街乗りする欠点を詳しく見ていきましょう。
マウンテンバイクはタイヤが太く路面と接する面積が大きいため、転がり抵抗が大きくなりスピードが出しにくいという特徴があります。
しかし、一般的なママチャリと比べるとマウンテンバイクの方が倍近くの速度で走ることができますよ。
車種 | スピード |
---|---|
ママチャリ | 12~15km/h |
マウンテンバイク | 20~25km/h |
ロードバイク | 25~30km/h |
タイヤが細く車体の軽いロードバイクに乗っている方にとっては、マウンテンバイクでは遅いと感じる傾向にあります。
マウンテンバイクにスピード感を求めたい方は、細くて軽いスリックタイヤにカスタマイズするのがおすすめですよ。
また、スリックタイヤなら軽い力で漕げるので疲れにくく快適に走行できます。
マウンテンバイクは太いタイヤに頑丈なフレームで耐久性の高さが魅力ですが、他のスポーツ自転車と比べると重い傾向にあります。
ロードバイクやクロスバイクに乗っている方にとってはマウンテンバイクの重さが気になるようです。
しかし、一般的なママチャリと比べるとマウンテンバイクの方が軽量ですよ。
車種 | 重さ |
---|---|
マウンテンバイク | 9~15kg |
ママチャリ | 15~20kg |
ロードバイク | 10kg以下 |
クロスバイク | 10~15kg |
マウンテンバイクの重さが負担になる場合は、スリックタイヤに変えたりサスペンションを前輪のみに装備したりすれば軽量化できますよ。
マウンテンバイクは山道や林道などの悪路でも快適に走行できるよう高機能な装備を搭載していますが、軽量化を図るために不必要な装備はついていません。
街乗りには必須といえるライトやスタンドバー、鍵がついていないのでカスタマイズが必要です。
近年では、スタンドやライトなどが装備されているモデルも増えてきているのでぜひチェックしてみてくださいね。
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本体価格¥28,864
前輪をはめ込むタイプの駐輪場は、マウンテンバイクの太いタイヤでは駐輪できない場合があります。
よく使用する駐輪場がある場合は、マウンテンバイクの太さに対応しているか調べておきましょう。
また、近くに駐輪できるフリースペースがあるか、あらかじめ確認しておくと安心ですよ。
マウンテンバイクは凸凹した悪路でも安定性を保てるように、ハンドル幅が広く設計されたモデルが多い傾向にあります。
ハンドル幅が600mm以上ある場合は、歩行者と接触する可能性があるため道交法により歩道での走行が禁止されています。
街乗りでマウンテンバイクを使う場合は、600mm以下のものを選ぶようにしましょう。
また、ハンドル幅が600mm以下なら楽な体勢でハンドルを握れるので、肩回りに疲れを感じやすい方でも無理なく乗車できますよ。
マウンテンバイク街乗りのメリットは?
ここからは、マウンテンバイク街乗りのメリットを5つご紹介します。
早速1つずつ詳しく見ていきましょう!
マウンテンバイクに装備されたサスペンションには衝撃を吸収する機能があるため、段差や高低差の多い街なかでも楽々走ることが可能です。
また、長距離の街乗りでも路面からの振動や衝撃を軽減するので疲れにくく快適に走行できますよ。
毎日、自転車で通勤通学されている方にはマウンテンバイクがぴったりですよね。
マウンテンバイクの特徴ともいえる太いタイヤは、路面との接地面積が広いので低速時も安定感が抜群です。
また、雨で路面が濡れていても滑りにくくパンクに強いため、砂利道などの悪路でも難なく走れる走破性の高さが魅力です。
舗装路だけでなく荒れた路面を走行される方には、マウンテンバイクが最適ですよね。
マウンテンバイクに標準装備されているディスクブレーキは少ない握力でブレーキのコントロールができます。
濡れた路面でも制動力の高さを発揮してくれるので、雨の日でも安心して走れますよね。
急ブレーキによる転倒を防ぐためにも、慣れないうちはブレーキを軽く握るように調整してみて下さいね。
マウンテンバイクには18段変速や27段変速など豊富なギアがついています。
街なかで不意にあらわれる急な坂道や砂利道でもギア数を変えながら楽々走ることが可能ですよ。
走行距離が短く平坦な道しか走らない場合は、ギア数を1番低くしておくと軽くて快適に走行できるのでおすすめです。
マウンテンバイクはフレームやタイヤが頑丈なので、衝撃やパンクに強く耐久性の高さに優れています。
そのため、他のスポーツ自転車と比べてメンテナンス箇所が少なく楽というメリットがあります。
・空気圧のチェック
・チェーンに注油
*ディスクブレーキの円盤部分に油がかからないよう注意が必要!
日頃からメンテナンスをすれば安全に長く乗れるので、ぜひ定期的なメンテナンスを心掛けて下さいね。
マウンテンバイク街乗りはどんな人におすすめ?
マウンテンバイクの優れた性能は街乗りでも高い能力を発揮してくれます。
ここからは、マウンテンバイクの街乗りはどんな人におすすめなのか解説していきます。
街なかでは舗装路の他にも砂利道や段差など様々な路面が存在します。
マウンテンバイクなら衝撃を吸収するサスペンションが装備されているので、凸凹道や荒れた路面でも楽々走ることが可能です。
いつも通る道に荒れた路面がある方には、サスペンション機能が十分に発揮してくれること間違いなしですよ。
マウンテンバイクの太いタイヤは表面がゴツゴツとしていてパンクに強く、濡れた路面でも滑りにくい特徴があります。
天候に関わらず毎日自転車で通勤通学されている方は、マウンテンバイクなら悪天候時でも安心して走行できますよね。
マウンテンバイクは山道や林道などのオフロードでも衝撃に耐えられるよう、フレームやタイヤが頑丈に作られています。
毎日自転車に乗る方は、壊れにくくタフなマウンテンバイクをぜひ検討してみてくださいね。
長く安全に乗るためにも、マウンテンバイクの定期的なメンテナンスを心掛けましょう。
街乗りだけでなくオフロードも楽しみたい方にはマウンテンバイクがおすすめです。
普段は街乗り、休日はオフロードを楽しみたい方は、ブロックタイヤの中でも目の細かいものを選べばどちらにも対応できて快適に乗りこなせますよ。
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本体価格¥7,927
ぜひ、ご自分の用途に合わせてタイヤをカスタムしてみて下さいね。
まとめ
今回は、マウンテンバイクの街乗りが疲れると言われる理由を詳しく解説しました。
最後に結論をお伝えすると、
マウンテンバイクならではの特徴が疲れを引き起こしている場合があるので対策をしましょう。
幅広なハンドルは無理な体勢が肩回りの疲れに、装備の重さは漕ぐ回数と力が必要になるため体全体の疲れに繋がります。
少しでも体への負担を減らすために、ハンドルが短めのものを選んだりタイヤやサスペンションといった装備を軽量化したりする対策が必要です。
他にも、マウンテンバイクの欠点やメリット・どんな人におすすめなのかをまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!