この記事では、最強のロードバイク向け保冷ボトルおすすめについて書いています。
ロードバイクを使う人にとって欠かせないアイテムといえば、保冷ボトル。
自転車を走らせて熱くなった体に、冷たい水分を補給するのはとても気持ちいいですね。
私は初心者のころ、ペットボトルに水を入れて携行していました。
しかし夏場はすぐにぬるくなります。凍らせる方法もありますが、毎回準備するのは地味に面倒。
また走行中は、キャップを外すためにいちいち止まらなければいけません。
保冷ボトルなら、走りながら冷たい水を飲むことができます。サイクリングをより快適に楽しめるアイテムなのです。
今回は、保冷ボトルを初めて使ってみたいと考えているビギナーや、ワンランク上の製品を求める熟練者まで、どんな人にもおすすめできる最強のロードバイク向け保冷ボトルをご紹介します。
ロードバイク向け保冷ボトルの選び方
保冷ボトルを選ぶときに、注意すべきポイントを3つご説明します。
まずは、買おうとしている保冷ボトルと、ボトルケージの大きさが合っているかを確認しましょう。
自転車に取り付けるボトルケージは、保冷ボトルとセットで買うべきアイテム。
しかしケージの幅に対してボトルの直径が大きいと、入りにくい&取り出しにくくなります。逆に小さいと、走行中にカタカタ揺れて気になります。
ロードバイク用として販売されているケージの多くは、直径7.4cm前後のボトルが入るように設計されています。また、幅を調整できるケージもあります。
「先にボトルを買ったけど、どんなケージを選べばいいの?」という方は、上の数値を参考にしてください。
保冷ボトルの素材は、金属製(主にステンレス)か、断熱材を用いるタイプかで大きく分けられます。
金属 | 断熱材 | |
---|---|---|
保冷効果 | ||
重量 | ||
値段 |
一般的に、保冷性能は金属製の方が高いです。しかし重量が重くなり、価格も高い傾向があります。
断熱材タイプは軽くて握りやすく、手ごろな値段のものが多い。一方で、保冷効果は金属製に劣ります。
ただし金属製と違い、中身を凍らせることができるので、この点もメリットですね。
このほか、ステンレスと断熱材の両方を使った製品もあります。
保冷ボトルの製品紹介ページを見ると、「保冷性能〇〇時間」といった記述があります。
しかし製品によって測定の条件(室温、水量など)が異なるので、100%信頼できる数字とは言えません。
実際にどれくらい効果を感じるのかは、使ってみないと分からないところがあります。通販サイトのレビューも参考になるかもしれませんね。
これに対して、明確に決まった条件のもとで測定したことを示す言葉が「保冷効力」です。
保冷効力とは、「室温20℃±2℃において製品に4℃以下の水をキャップユニット下端まで満たし、水温が4℃±1℃のときからキャップユニットを付けて縦置きにした状態で6時間放置した場合におけるその水の温度」のこと。
引用:THERMOS
少々ややこしい日本語ですが、要するに「誰が見ても明らかな基準で測定しましたよ」ということです。例えば6時間後に10℃以下を保っていれば、「10℃以下/6時間」といった表記になります。
この「保冷効力」という言葉を使っている製品は、書いてある通りの効果を信用していいでしょう。
最強のロードバイク向け保冷ボトルおすすめ10選
ではここから、最強のロードバイク向け保冷ボトルおすすめをご紹介していきます。
- THERMOS 真空断熱スポーツボトル FJP-600
- CAMELBAK ポディウムステンレス 530ml
- CAMELBAK ポディウムアイス 620ml
- KiLEY Doric(ドリック)サイクリングステンレスボトル SR-01
- ユニコ 500Fステンレスボトル
- ELITE NANOFLY(ナノフライ)0-100℃ 500ml
- Asahi VELO 保冷ボトル-I 弁付きバルブ採用
- GE@R アンフォラ まだ冷たい サイクルボトル 保冷ボトル
- ゼファール Arctica Pro 55
- CAMELBAK チュートマグ SST 600ml
ステンレスを用いた真空断熱(魔法びんの構造)で、高い保冷効果を発揮します。
ステンレス以外の断熱材も併用することで、重量を抑えていることもポイント。飲み口が飲みやすい設計になっているので、吸って飲むタイプのボトルが苦手な人にもおすすめ。
ロードバイク初心者から上級者まで、誰にとっても使い勝手のいい製品です。
メーカー | THERMOS(サーモス) |
容量 | 600ml |
サイズ(直径×高さ) | 7.3×23(cm) |
本体重量 | 280g |
保冷効力 | 10℃以下/6時間 |
カラー | ブラック、ターコイズブルー |
- 魔法びん構造で高い保冷効果がある。(保冷効力を記載していることもポイント。)
- 効果のわりに重量が軽く、価格も比較的お手頃。
- メーカーの信用度が高い。
- とりあえず保冷ボトルを買いたいけど、失敗したくない。
- なるべく安い値段で高い効果を実感したい。
- なんでもいいから「おすすめの保冷ボトル」を教えてほしい。
サイクルボトルのメーカーとして有名なキャメルバックのステンレス製保冷ボトル。非常に高い保冷効果を持ちます。
「エアフローチューブ」という構造を使っており、ボトルを傾けるだけで飲める設計になっています。走りながらでも飲みやすいですね。
良い製品であるぶん、値段が高価。性能にこだわりたい人向けのボトルです。
メーカー | CAMELBAK(キャメルバック) |
容量 | 530ml |
サイズ(直径×高さ) | 6.2×21.2(cm) |
本体重量 | 295g |
保冷効力 | 記載なし |
カラー | メタル、バイオレット |
- トップクラスの保冷効果。
- ボトルを傾けるだけで飲みやすい。
- 飲み口のパーツが少ないため、使用後のお手入れが楽。
- とにかく保冷効果を追求したい。
- 走りながらでも飲みやすいボトルが欲しい。
- 値段よりも性能重視。
ポディウムステンレスよりも安価なモデル。複数の素材を組み合わせた構造で保冷効果があります。
飲み口は「ジェットバルブ式」で、ボトルを押すと水が出ます。口を開けるだけで給水できるので、走行中でも飲みやすいボトルです。
メーカー | CAMELBAK(キャメルバック) |
容量 | 620ml |
サイズ(直径×高さ) | 6.5×26(cm) |
本体重量 | 160g |
保冷効力 | 記載なし |
カラー | オックスフォード、フィアリーレッド、ブラック |
- 金属製ではないボトルの中では、高い保冷力が期待できる。
- 健康に害を及ぼす恐れのある化学物質を使っていない。
- 走りながら飲みやすいジェットバルブ式。
- ポディウムステンレスには手が出ないけど、キャメルバックの製品が欲しい。
- 使いやすくて、ある程度の効果が期待できるボトルが欲しい。
シンプルなメタリックデザインが玄人好み。自転車以外にも、オフィスやキャンプなど色々な場面で使えます。
保冷効力が高く、今回ご紹介する製品の中では「最強」の効果があります。通販サイトでの商品説明もしっかりしており、メーカーの本気が伝わってきます。
ロードバイク用としての使いやすさよりも、保冷効果や商品コンセプトを重視する人におすすめです。
メーカー | KiLEY(キーレイ) |
容量 | 500ml |
サイズ(直径×高さ) | 7.2×22.5(cm) |
本体重量 | 325g |
保冷効力 | 8℃以下/6時間 |
カラー | シルバー |
- 高い値段に見合った「最強」の保冷効力。
- シンプルでレトロなデザイン。
- サイクリングでの実用性も追及している。
- 保冷効果とデザインが気に入れば、実用性はその次でいい。
- むしろ多少不便な方が、愛着がわく。
- 自分でカスタムするほどの自転車好き。
真空二重構造をしたステンレス製のボトル。自転車での使用を第一に考えた形状なので、ロードバイクにピッタリです。
ステンレス製のボトルで自転車用に特化したデザインは、なかなか珍しい。一般的なサイクルボトルでは満足できない人にとって、「こういうのが欲しかった!」といえる製品ですね。
ステンレスのため、重量は重めになります。しかしメタリックな外見はロードバイクに合いますし、デザインも性能も魅力的であることは間違いありません。
メーカー | Unico(ユニコ) |
容量 | 500ml |
サイズ(直径×高さ) | 7×26(cm) |
本体重量 | 420g |
保冷効力 | 記載なし |
カラー | シルバー |
- ステンレス製では珍しく、自転車での使用に特化したデザイン。
- 魔法びん構造で、高い保冷効果がある。
- ワンタッチオープンで飲みやすい。
- ステンレス製の保冷効果は外せない。
- そのうえで、ロードバイクでの使用に適したボトルが欲しい。
- 重量なんか気にしない無骨な精神の持ち主。
エリートからは、保冷効果を失わずに、握りやすさと軽さを追及した製品をご紹介。
商品説明には保冷時間が「最大4時間」とあり、非金属のボトルとしては高い効果だと言えます。
Nanogel(ナノジェル)という、非常に軽い断熱材を使っており、温度を保ちながらもボトル重量を軽くすることを実現しています。
ボトル本体が握りやすい形状と素材を使用しているため、疲れているときでも、夏でも冬でも使いやすい。やや高めの値段ですが、それだけの性能は期待できるでしょう。
メーカー | ELITE(エリート) |
容量 | 500ml |
サイズ(直径×高さ) | 8×24.2(cm) |
本体重量 | 145g |
保冷効力 | 記載なし |
カラー | グレー、ダークグレー、ブルー |
- 非金属のボトルの中では、高い保冷効果が期待できる。
- 軽くて握りやすい設計。
- 飲み口に保護キャップが付いており、泥などが飲み口に跳ねるのを防ぐ。
- 保冷効果と軽さを両立したボトルが欲しい。
- 飲みやすくて握りやすいボトルが欲しい。
- お手入れが簡単だといい。
安くて簡単に購入できるボトルを探しているなら、Asahiの保冷ボトルがおすすめ。私も持っています。
安いだけあって、保冷効果はそこまで期待できません。真夏だと30分ほどで中身がぬるくなります。
しかし、構造がシンプルなので、お手入れが簡単。初心者が手軽に始めるアイテムとして考えれば、買って後悔しない製品です。
メーカー | Asahi(あさひ) |
容量 | 650ml |
サイズ(直径×高さ) | 約7.5×約28(cm) |
本体重量 | 約100g |
保冷効力 | 記載なし |
カラー | ホワイト |
- 保冷効果があるボトルの中では最も安い。
- 全国チェーン店の製品なので、実物を見て購入しやすい。
- ついでに店員さんに色々とアドバイスを貰える。
- とりあえず保冷ボトルを使ってみたい。
- すぐに買いたい。
- 安心の国内製品を使いたい。
一応、保冷の機能は欲しいけど、どちらかというと使いやすさを重視したい方におすすめのボトル。
軽い素材でできているため、長距離のライドで手が疲れた状態でも使いやすい。断熱材を使った3層構造が、保冷効果を与えてくれます。
値段もお手頃なので、とりあえず保冷ボトルが欲しい場合や、2本目以降のサブボトルとして使う場合に合っていますね。
メーカー | GE@R(ギアトル) |
容量 | 600ml |
サイズ(直径×高さ) | 7.5×24(cm) |
本体重量 | 96g |
保冷効力 | 記載なし |
カラー | ピンク、ミント |
- 軽い素材で持ちやすく、ケージにもフィットしやすい。
- 握るだけで水が出るジェットバルブ式で、走行中に飲みやすい。
- 2本セットの販売もしている。
- とりあえず保冷ボトルが欲しい。
- どちらかというと、保冷よりも使いやすさ重視。
Arctica Pro(アークティカ プロ)も、使いやすさを優先した製品です。
本体のつくりや値段はアンフォラと似ていますが、こちらは飲み口がジェットバルブ式ではありません。
飲み口の構造は、人それぞれに好みや使い勝手の良さが異なるため、ご自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。あとは、気に入ったデザインで決めるのもいいですね。
メーカー | Zefal(ゼファール) |
容量 | 550ml |
サイズ(直径×高さ) | 7.6×21.6(cm) |
本体重量 | 110g |
保冷効力 | 記載なし |
カラー | ブラック、ブルー、レッド |
- アンフォラと同じく、軽くて持ちやすい。
- 値段が比較的安い。
- 初めて保冷ボトルを使ってみる人。
- 複数本のボトルを使うなど、重量が軽い製品が欲しい。
真空断熱のステンレスボトルで、高い保冷効果が期待できます。カラーが全12色と豊富なことも魅力。
先にご紹介したポディウムステンレスと似た構造ですが、ポディウムの方が「走行中に飲むため」に適した形状をしています。
ポディウムに比べて安価なので、保冷性能だけで考えるなら、こちらを選ぶのもアリです。
メーカー | CAMELBACK(キャメルバック) |
容量 | 600ml |
サイズ(直径×高さ) | 9.5×24(cm) |
本体重量 | 316g |
保冷効力 | 記載なし |
カラー | ホワイト、ほか多数 |
- 真空断熱(魔法びん)構造で、保冷効果が高い。
- カラーの種類が多い(全12色)。
- 飲む際に、外したキャップが邪魔にならない設計。
- 保冷効果の高いボトルが欲しいけど、そこまで本格的なものには手が出ない。
- 色々なカラーから選びたい。
- 飲みやすいボトルが欲しい。
まとめ
今回は、ロードバイクの必須アイテムである保冷ボトルをご紹介しました。
お伝えしたのは以下の10製品。
- THERMOS 真空断熱スポーツボトル FJP-600
- CAMELBAK ポディウムステンレス 530ml
- CAMELBAK ポディウムアイス 620ml
- KiLEY Doric(ドリック)サイクリングステンレスボトル SR-01
- ユニコ 500Fステンレスボトル
- ELITE NANOFLY(ナノフライ)0-100℃ 500ml
- Asahi VELO 保冷ボトル-I 弁付きバルブ採用
- GE@R アンフォラ まだ冷たい サイクルボトル 保冷ボトル
- ゼファール Arctica Pro 55
- CAMELBAK チュートマグ SST 600ml
保冷効果、値段、デザイン、使いやすさ。なにを重視するのかは人それぞれですね。お気に入りの一品を手に入れて、サイクルライフを楽しんでください!