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自転車のチャイルドシートは何歳から?前と後ろは何歳まで?

自転車 チャイルドシート 何歳から

この記事では、自転車のチャイルドシートは何歳から?について書いています。

自転車のチャイルドシートは何歳からいいのか、不安に感じますよね。

大切な子供を乗せるとなると、事故は起こしたくないので間違えたくないものです。

子供と自転車に乗れると、保育園の送り迎えがラクになったり、行動範囲が広がったり、メリットも多いですよね。

今回は、自転車のチャイルドシートは何歳から使えるのかご紹介します。

前乗せと後ろ乗せの違いや、注意点もお伝えするので参考にしてくださいね!

自転車チャイルドシートは何歳から利用可能?

自転車 チャイルドシート 何歳から

それでは早速、自転車チャイルドシートは何歳からなのか紹介していきます。

自転車のチャイルドシートは、1歳から6歳未満または小学校就学の始期に達するまでの者が対象です。

1歳未満のお子様は体が小さいので、チャイルドシートのサイズが合わないこともあります。急ブレーキや段差を乗り越えた瞬間に、お子様が落ちてケガをしてしまったら…。想像しただけでも怖いですよね。

お子様の身長や体重によっても異なるので、チャイルドシートの推奨身長や年齢を必ずご確認くださいね。

自転車のチャイルドシートは、前乗せと後ろ乗せとありますよね。

それぞれの一般財団法人製品安全協会の「自転車用幼児座席のSG基準」をご紹介!

前乗せ後ろ乗せ
年齢1歳以上、4歳未満1歳以上、小学校就学の始期に達するまでの者
体重15kg以下24kg以下
身長100cm以下120cm以下
一般財団法人製品安全協会

実は、6歳未満が対象なのか、小学校就学の始期に達するまでが対象なのかは、都道府県によって違うんです。

過去に、一部の保護者から、6歳未満が対象という年齢制限に対して、

年長さんになって6歳の誕生日を迎えると、自転車で保育園の送り迎えをするのができなくなってしまう…。」

という声が挙がっていました。

保護者の意見を受けて、令和に入ってから、6歳未満が対象だったのが「小学校就学の始期に達するまで」に制限を緩和する都道府県が増えていますよ。

例えば、埼玉県は令和2年12月1日から「小学校就学の始期に達するまで」に変更となっていて、大阪府は令和2年8月1日から変更になりました。

都道府県によっても異なるので、対象の地域の道路交通規則を確認するのがよいでしょう。

自転車のチャイルドシートは基本的には1歳〜6歳未満が対象ですが、お子様の身長や体重、地域の年齢制限をチェックして、適切な判断をするのが大切です。

自転車のチャイルドシートは前と後ろでどう違う?

自転車 チャイルドシート 何歳まで

自転車の前と後ろのどちらにチャイルドシートをつけるべきか、迷いますよね。

ここからは、それぞれのメリットとデメリットをご紹介しますね!

【前乗せ】1歳~4歳未満

お子様の姿が見えて、会話がしやすい!

前乗せチャイルドシートは、前カゴ部分につけて使います。保護者の前にお子様を乗せられるので、様子が見れて安心ですよね。

参考に、自転車のチャイルドシートで人気のある、オージーケー技研の商品を1つご紹介しますね。

1歳~4歳未満まで使える「フロントベビーシート FBC-015DX2

子供が乗らない時は、折り畳めて便利!との声がありますよ。

それでは、前乗せチャイルドシートのメリットとデメリットをみていきましょう。

メリット

前乗せチャイルドシートのメリットは3つ!

  • お子様の状況が把握できる
  • 保護者だけでなく、お子様も安心感がある
  • お子様と会話がしやすい

目の前にお子様の姿が見えるので、予期せぬ動きにもすぐに対応できちゃいます。

小さいお子様は、興味があるものを手にとってみたり、急に眠ってしまったりすることもありますよね。

信号で立ち止まっている時に、お子様が電柱やガードレールに手を伸ばしていたとしても、前乗せだったら気づけます。

ところが、後ろ乗せだと知らずに発進してしまい、お子様が手をケガしてしまう恐れもあるのです。

後ろ乗せよりも会話がスムーズにできるので、初めて自転車に乗るお子様も不安を感じにくいですよ。

前乗せチャイルドシートは、お子様の状況が把握できて、危険を回避できますよ!

デメリット

前乗せチャイルドシートのデメリットは3つ!

  • ハンドル操作が重くなる
  • 後ろ乗せの方が、長い期間使える(前乗せは3歳まで)
  • 前方が見えにくくなる

前方にお子様を乗せるので、必然的に視界が狭くなりがちです。

特に小柄な人は注意。150cm未満の人が前乗せをしたところ、ふらついて前も見にくいから危なかった。という声もありますよ。

もし、前乗せするなら、チャイルドシート後付けよりも、子乗せ専用自転車の方が安定して走れます。

前乗せできる期間が短いのも、マイナスポイント。コスパを考えるのであれば、お子様の成長に合わせて買い替える必要がない後ろ乗せを検討するのもあり。

おすすめな人

チャイルドシートにこんな役割を求めている人に、前乗せはおすすめ!

  • お子様の様子を見ながら自転車に乗りたい
  • チャイルドシートに乗る、お子様の不安を和らげたい

当然ですが、お子様が1〜3歳の時に一緒に自転車に乗れるのは、今しかないですよね。

自転車は車と比べると、季節を感じる出来事が多くなります。道に咲いている桜がゆっくり楽しめたり、飛んでいるトンボが見れたりなど、お子様の成長を、どんな瞬間でも見逃したくない人にもぴったりですよ。

保護者とお子様の距離が近くて安心な前乗せは、送り迎えやお子様と一緒にお出かけする時間を楽しめるチャイルドシート!

【後ろ乗せ】1歳~6歳未満または小学校就学の始期に達するまで

前カゴが使えて、荷物の多い新学期や、お迎え帰りの買い物もラク!

後ろ乗せチャイルドシートは、保護者の後ろ側にお子様を乗せて自転車で移動したい時に使います。前乗せよりも安定して走りやすいと感じる人も多いですよ。

参考に、ブリヂストンの後ろ乗せチャイルドシートを1つご紹介しますね。

身長70cm以上115cm以下のお子様が使える「ルラビーデラックス2(リヤ用)RCS-LD4

乗せ降ろしがラクで、安全性が考えられていて嬉しい!との声がありますよ。

それでは、後ろ乗せチャイルドシートのメリットとデメリットをみていきましょう。

メリット

後ろ乗せチャイルドシートのメリットは3つ!

  • 前カゴに荷物が入れられる
  • 使える期間が、前乗せと比べて長い
  • 前からの風が直接お子様に当たらない

保育園に持っていく物は、通園バッグやタオル、着替え、お昼寝セットなど、大荷物になることもありますよね。

前乗せは前カゴが使えない場合があるのに対し、後ろ乗せは荷物が前カゴに入れられるので、持ち運びがラクなんです。

推奨年齢が幅広く、場合によっては、後ろ乗せチャイルドシート1つのみで、お子様が小学生になるまで愛用できちゃいます。

保護者の後ろに乗るので、冬の冷たい風や、夏の日差しを前から直接受けにくく、お子様が快適に乗りやすいですよ。

後ろ乗せチャイルドシートは、荷物が多くてもラクで、使える期間も長くてコスパがいい!

デメリット

後ろ乗せチャイルドシートのデメリットは3つ!

  • お子様の様子が分からない
  • 1歳から乗せられるが、2歳未満はリスク大
  • 後ろのタイヤのすり減りがさらに早くなる(1人乗りでも、前よりも後ろの方がすり減る)

立ち止まった時にお子様の様子を確認するのはできますが、運転中にお子様の状況は見えません。

途中で眠っていたり、暑さや寒さで元気がなかったりしても、気づくのが遅くなってしまう可能性があります。

後ろ乗せは1歳から乗せられますが、実は1歳のお子様を後ろに乗せるのはリスクが大きいのです。

予期せぬ動きで落ちたり、ケガをしてしまう恐れ以外にも、転倒した場合の体への負担が、前乗せよりもダメージを受けやすくなってしまいます。

さらに、後ろのタイヤのすり減りが早くなるのも弱点です。

自転車の故障で1番多いのがパンク。1人で自転車に乗っていても、前より後ろのタイヤの方が早くすり減るのです。パンクが原因で事故に遭わないためにも、こまめな確認は必須ですよ。

後ろ乗せチャイルドシートを使う時には、お子様の安全を第一に考えて、問題なく乗れるかを判断して選ぶのがポイント

おすすめな人

チャイルドシートにこんな役割を求めている人に、後ろ乗せはおすすめ!

  • お子様が小学校に入学するまで長く使いたい
  • 保育園のお迎え後や休日に、お子様と買い物に行きたい

3歳までは前乗せで、4歳になって後ろ乗せになると、自転車から見える景色の違いにお子様が戸惑うこともあります。

初めから後ろ乗せに慣れていると、保育園へ行く時に時間がなくて急いでいても、すんなり自転車に乗ってくれる可能性が高いですよ。

推奨年齢が幅広くて長く使える後ろ乗せは、前カゴが空いているので保育園や買い物の荷物が多くても便利ですよ!

自転車にチャイルドシートをつけるデメリットは?

自転車 チャイルドシート デメリット

お子様と自転車に一緒に乗れる便利なチャイルドシートですが、欠点もあります。

ここからは、自転車にチャイルドシートをつけるデメリットをお届けしますね。

清潔に保つのに手間がかかる

自転車で走ると、チャイルドシートも砂埃や雨などで汚れてしまうものです。すき間がきれいに拭けなかったり、掃除が手間だったり、面倒に感じてしまうことも。

とはいえ、お子様が乗ると思うと、そうも言ってられないですよね。

掃除の手間を減らしたい人は、お手入れが簡単にできるチャイルドシートを選ぶと後悔しないですよ。

たとえば、パナソニック×コンビのチャイルドシートの布製品。

簡単に取り外して、洗濯ができちゃいます。他の商品だと、揉み洗いもできず、手で優しく洗わなければいけない場合もありますよ。

使い続けた場合のお手入れのしやすさもチェックしておくと、使い勝手がいいチャイルドシートが手に入りますよ。

チャイルドシートの掃除の手間を減らすために、お手入れ方法も確認すべき!

駐輪場トラブルが起きる可能性あり

自転車にチャイルドシートをつけると、普通の自転車よりも幅をとってしまいます。

過去には、こんなトラブルも。

  • 駐輪場が狭くて入らなかった
  • 集合住宅に住んでいて、近所の方から邪魔と言われた

特に、一軒家よりも集合住宅で生活している人の方が駐輪場トラブルが起きやすい傾向があります。

近隣住民との揉め事が起きないか、見極めてから買うのがよいでしょう。

お子様がチャイルドシートに乗るのを嫌がる

自転車に乗るのを怖がって、せっかく買ったチャイルドシートが活用できない可能性もあるのです。

過去には「スピードが怖い」という声や、地面からの衝撃で「ガタガタするのがイヤ」と感じるお子様もいましたよ。

お子様はスムーズにチャイルドシートに乗ってくれるものと思って買ってしまうと、予期せぬところで苦労することに…。

お子様の性格や状況を判断してからチャイルドシートを買うのがベスト。

子供をチャイルドシートに乗せる時の注意点

一緒に自転車に乗っていて、お子様がケガをしてしまっては大変です。ここからは、チャイルドシートに乗せる時の注意点をお伝えしますね。

ヘルメット、シートベルトの着用は必須

ヘルメットとシートベルトは命を守ってくれる重要なアイテムです。

そもそも自転車は1人で乗るもの。ただ、条件を満たした場合、お子様と一緒に乗れるのです。1人で乗るための自転車に、2人や3人で乗ると、必然的に不安定になりますよね。

バランスを崩して転倒してしまう可能性も高くなってしまうんです。

警視庁は、自転車の事故について、このように発表していますよ。

”自転車乗用中の交通事故で亡くなられた方は、約5割が頭部に致命傷を負っています”

引用:https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/toubuhogo.html

お子様だけでなく、保護者の命を守るためにも、親子でヘルメットをかぶるのは必須。

さらに、シートベルトはお子様が安全にチャイルドシートに座っていられるための欠かせないアイテムです。

万が一のリスクを避けるために、ヘルメットとシートベルトの着用は必要不可欠!

自転車から離れる時はお子様をチャイルドシートから降ろす

お子様がチャイルドシートに乗っている時は、絶対に自転車から離れてはいけません。

恐ろしいことに、1~3歳の自転車事故は、走行中と停車中の事故の割合がほぼ同じなんです。

中には、保護者が離れている間に転倒して、お子様がケガをしてしまった事例もありますよ。

忘れ物を取りにいくだけだから、お手洗いに行ってすぐに戻るから、と油断していると後悔するはめに。

自転車から離れる時には、お子様を自転車に乗せたままにしないようにしましょう!

足が後輪に巻き込まれないように

スポーク外傷という言葉を聞いたことがある人もいるのでは?

スポーク外傷とは、後ろ乗せをしている時にお子様の足が後輪に巻き込まれてケガをしてしまうことです。

足置きにお子様が足を置かずに乗っていたり、足置きが壊れていたりなど、正しく使えていないことから、スポーク外傷になってしまうケースもありますよ。

スポーク外傷を防ぐには、次のことを意識するとよいでしょう。

  • ドレスガードを使う
  • お子様と安全な乗り方を共有する
  • 一般財団法人 製品安全協会が定めるSG基準を守る

一般財団法人 製品安全協会が定めるSG基準:https://www.sg-mark.org/

正しい乗り方をしたり、ドレスガードを利用したり、安全に自転車に乗るために工夫すべきです!

マークで安全性を確認

お子様を乗せて自転車に乗る時、安定して走れるか、安全に問題ないか、不安に感じる人も多いです。

安全性が、次のマークで記されている自転車を選ぶと安心して乗れますよ。

  • BBAマーク
  • SGマーク

実は、お子様を2人乗せて自転車に乗るには「幼児2人同乗基準適合車」でなければいけないんです。

「幼児2人同乗基準適合マーク」が付いているか、併せてチェックするとよいでしょう。

お子様と安全に自転車に乗るには、安全性が確認できるマークのチェックは大切です!

まとめ

自転車のチャイルドシートは、1歳から6歳未満または小学校就学の始期に達するまでの者が対象です。

前乗せと後ろ乗せでも違いがあり、前乗せは1歳〜4歳未満が推奨されていますよ。

お子様の様子を見ながら自転車に乗りたい人は、前乗せチャイルドシート。4〜5年愛用して使いたい人は後ろ乗せチャイルドシートを選ぶと後悔しにくいです。

チャイルドシートは便利ですが、不注意や転倒などでお子様にケガをさせてしまうリスクも伴います。

駐輪場トラブルが起きないか、チャイルドシートの掃除が大きな負担にならないか、購入後のデメリットも考慮しなければなりません。

とはいえ、お子様と自転車でおでかけできるチャイルドシートは、あると役立ちますよね。

お子様の身長や体重、年齢からぴったりなチャイルドシートを見つけて、快適な生活を過ごしてくださいね。